子供の成長をお祝いする七五三の季節が近付くと、その年齢を迎えるお子さんを持つママは、そろそろ準備を考え始めますよね。
準備をする前に、七五三をする年齢は数え年でやるべきか、満年齢でやるべきかでまず悩むのではないでしょうか。
そして、七五三をやるならいつがベストなのかも気になるところです。
そんなママのために、七五三をお祝いする年齢とお参りの時期、2018年の七五三の混雑予想などを紹介していきます。
目次
七五三とは
七五三とは毎年11月15日に、3歳、5歳、7歳になった子供の成長を祝い、今後の健康を願うために、神社へお参りに行く行事です。
七五三をお祝いする年齢は男の子と女の子で違っていて、3歳の時は男女両方をお祝いしますが、5歳になると男の子だけが、7歳になると女の子だけがお祝いをします。
七五三の起源は平安時代からで、この時代食べるものが少なく子供が病気で死んでしまうことが多かったため、「無事に成長できるように」という親の願いから、さまざまな儀式が行われていました。
3歳になると男女ともに髪を伸ばし始める「髪置き(かみおき)」、男の子が5歳になって初めて袴を着る「袴着(はかまぎ)」、女の子が7歳になり初めて紐のない着物を着て帯を締める「帯解き(おびとき)」の三つの儀式が、朝廷や貴族の間のみで行われていました。しかし、江戸時代になると武家や商人の間でも広まり、明治時代になると、7歳、5歳、3歳に行われていたこの儀式をまとめて「七五三」と呼ぶようになりました。
11月15日に七五三をお祝いするようになったのは、旧暦の11月15日が「二十八宿の鬼宿日」と言われる、鬼の出歩かない日だったため、何をするにも吉日であることや、江戸時代の徳川家光の子供である綱吉の成長を祈った日が11月15日だったからなど、いろいろな説があるんですよ。
2018年の満年齢で七五三となるのは?
満年齢とは、生まれた年を0歳とし、誕生日が来るたびに1歳ずつ年をとっていく考え方で、現在の年齢のことを指します。
明治時代までは数え年でお祝いをしていましたが、現在では満年齢でお祝いする家庭が増えています。各家庭や地域の風習もあるので、数え年・満年齢どちらでお祝いしても大丈夫です。
兄弟や姉妹が年子でいる場合などは、上の子は数え年、下の子は満年齢という風に組み合わせて七五三をお祝いするのもいいですね。お子さんの成長によって、数え年でお祝いするか、満年齢でお祝いするかを決めるのがベストです。
2018年の七五三を、満年齢でお祝いする男の子と女の子の生まれはこちら↓↓をご確認ください。
女の子
3歳の満年齢 | 平成27年生まれ |
7歳の満年齢 | 平成23年生まれ |
男の子
3歳の満年齢 | 平成27年生まれ |
5歳の満年齢 | 平成25年生まれ |
2018年の数え年で七五三となるのは?
数え年とは、生まれた年を1歳と考えて、お正月を迎えた時に年をとっていく考え方です。
たとえば12月に生まれたお子さんだと、お正月を迎える次の月には2歳に、という風にまだ生まれたばかりですが、数え年で考えると2歳になったことになるのです。
原則は数え年でお祝いする七五三ですが、その年齢の時にお祝いしてあげればいいので、一番小さい3歳の時期の七五三は、満年齢でお祝いしてあげると、親子とも負担が軽くなります。
5歳や7歳の七五三のお祝いのときは、園や学校のお友達と一緒にやってあげると、お子さんが寂しい思いをしないですよ。
2018年の七五三を、数え年でお祝いする男の子と女の子の生まれがいつにあたるか、こちら↓↓ご確認下さい。
女の子
3歳の数え年 | 平成28年生まれ |
7歳の数え年 | 平成24年生まれ |
男の子
3歳の数え年 | 平成28年生まれ |
5歳の数え年 | 平成26年生まれ |
2018年の七五三混雑が予想される日は?
2018年11月15日の七五三の日は、木曜日の大安です。
七五三は七五三の日にと思っている家庭は多く、しかも2018年10月11月の土日祝日は大安が重なる日が2日しかありません。そのうえ、平日の七五三であっても2018年は大安とも重なっているため、神社やお寺だけではなく、写真館やレンタル衣装店、お参り後のホテルやレストランなども、混雑が予想されます。
10月6日(土) 仏滅
10月7日(日) 大安
10月8日(月) 赤口
10月13日(土) 先勝
10月14日(日) 友引
10月20日(土) 友引
10月21日(日) 先負
10月27日(土) 先負
10月28日(日) 仏滅
11月3日(土) 仏滅
11月4日(日) 大安 ◎
11月10日(土) 赤口 ◎
11月11日(日) 先勝 ◎
11月15日(木) 大安 ◎
11月17日(土) 先勝 ◎
11月18日(日) 友引 ◎
11月23日(金) 先勝
11月24日(土) 友引
11月25日(日) 先負
※◎は混雑予想日
11月10日(土)と11月11日(日)、11月17日(土)と11月18日(日)は、七五三の日(11月15日)に一番近い土日なため、特に混雑が予想されるでしょう。
11月4日(日)は、11月の休日で唯一の大安と重なるため、混みあう可能性が高そうです。
七五三シーズン(10月後半から11月前半)は、早い段階から予約が埋まってしまうため、予約がとりづらくなります。着物のレンタルや着付けの予約は、早めにしておくことをおすすめします。
近頃の七五三はあまり日にちにこだわらず、10月半ばから11月終わり頃までにお祝いすることが多いため、2018年の七五三も、六曜をあまり気にせず、仕事の休みがとれる日を優先してお参りを行うのがよさそうです。
2018年の七五三前撮り写真はいつから?
七五三の前撮り写真は、5月ごろからすでに始まっており、七五三シーズンの秋には撮影を終わらせているご家庭もあります。七五三の前撮り自体は一年中行われていますので、時期を選んで前撮りを行うのがおすすめです。
七五三シーズンである、10月~11月はかなり混みあうため、写真館での予約がとても取りづらく、値段も高くなります。
時間の都合がつくようならば、5月~9月までに、早割などの特典も利用して前撮りを済ませておくと、普段より安く写真を撮れるほかに、当日もお参りだけに集中することができるでしょう。
また早めに予約をしておくと、七五三当日に着るレンタル衣装も優先的に選ぶこともできます。10月~11月ギリギリになると、希望の着物を着るのが難しくなってきます。
当日に写真スタジオで記念写真を撮り、神社でお参りとなると、お子さんが疲れてしまい、途中でぐずりだしてしまうこともあります。
できるだけ前撮りをしておくことをおすすめしますが、時間の都合がつかないなどで、当日に記念写真とお参りを一気に済ませる場合は、当日時間に追われないためにも、早めに予約をしておきましょう。
関連記事→→七五三の写真はいつ撮る?前撮りのメリットとは?
2018年七五三のまとめ
七五三のお祝いは、満年齢でも数え年でもどちらでお祝いしても問題はありません。
3歳の七五三は男の子も女の子も、5歳の七五三は男の子だけ、7歳の七五三は女の子だけなので、お子さんの成長に合わせて、お祝いする時期を決めるといいでしょう。
2018年の七五三当日は、平日です。10月11月の休日に大安が重なることが少ないので、日にちや六曜にこだわらず、パパやママの仕事の休みをとれる日を優先して、七五三のお参りをするのがよさそうですね。特に、七五三の日に近い土日は混雑が予想されます。着付けや着付けレンタルをされる方は、早めに予約をしておくといいでしょう。
時間に都合がつくようなら、5~6月頃に前撮りをしておくと、普段より安く写真が取れますよ。また当日もお参りだけに集中できるので、おすすめですよ。